査定金額について
2026年07月23日
家を売ろうと考え始めたとき、多くの方が最初に利用されるのが「不動産査定」です。
最近ではインターネットで簡単に複数の会社へ査定を依頼できるようになり、「一番高い査定額を提示してくれた会社にお願いしよう」と考える方も少なくありません。
もちろん、高い価格で売れることは売主様にとって嬉しいことです。しかし、不動産売却では「査定額が高い=実際にその価格で売れる」とは限りません。
査定額は「約束された価格」ではありません。
まず知っていただきたいのは、査定額とは「このくらいで売れる可能性があります」という予想価格だということです。
実際の売却価格は、周辺の売り出し状況や購入希望者の反応、市場の動きなど、さまざまな要因によって決まります。
そのため、不動産会社によって査定額に差が出ることも珍しくありません。
なぜ査定額に差が出るのでしょうか?
理由はいくつかあります。
例えば、過去の成約事例を重視する会社もあれば、「今ならもう少し高く売れる可能性がある」と考える会社もあります。
また、中には売却の依頼を受けたいという思いから、少し高めの査定額を提示するケースもあります。
もちろん、すべての高額査定が悪いというわけではありません。
ただ、査定額だけを見て判断すると、「思ったより問い合わせが少ない」「何か月も売れず、最終的に大きく値下げすることになった」というケースもあります。
大切なのは「なぜその価格なのか」
私が査定をするときに大切にしているのは、価格だけをお伝えすることではありません。
「なぜこの価格になるのか」
「周辺ではどのような物件が売れているのか」
「もし少し高めに売り出すなら、どのくらいの期間を想定するのか」
こうしたこともできるだけ分かりやすくご説明するよう心掛けています。
査定額そのものよりも、その根拠に納得できるかどうかが大切だと考えているからです。
不動産会社を選ぶポイント
不動産会社を選ぶ際は、査定額だけではなく、次のような点も確認してみてください。
査定価格の根拠を丁寧に説明してくれるか
売却までの流れを分かりやすく説明してくれるか
良いことだけではなく、注意点も伝えてくれるか
質問に対して誠実に答えてくれるか
売却は人生の中でも大きな出来事の一つです。
だからこそ、「高く査定してくれた会社」ではなく、「安心して相談できる会社」を選ぶことが、結果として納得のいく売却につながることも少なくありません。
最後に
売却には、それぞれのご家庭の事情があります。
住み替え、相続、空き家の管理、住宅ローンのことなど、一つとして同じケースはありません。
そのため、「今すぐ売る」のが正解とは限らず、「少し様子を見る」「賃貸という選択肢を検討する」という判断が適していることもあります。
もし売却をご検討中で、「うちの場合はどうなんだろう?」と気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
お一人おひとりの状況に合わせて、お客様と一緒に最適な方法を考えさせていただきます。
